◆タイ旅行2日目◆
朝5時半に起床。
昨晩は近所のクラブの音楽がうるさくてあまり眠れなかった。でも、初海外一人に体が緊張していたのか、何の苦も無く目覚まし時計より早く起きた。
さあ、ツアーに行く準備をしよう!今日はアユタヤの遺跡巡りだ。
日本にいる間にアユタヤをめぐる現地ツアーに申し込んでいた。一人参加でも追加料金が取られない良心的なやつ。
宿泊したホテルは無料で朝食がついていたが、レストランが6時半からなので利用できない。
お腹が減ったままの出発となり中々テンションが上がらなかった。
出かける準備ができ、フロントにカギを預ける。
私:グッモーニン、キャン ユー キープ マイ ルームキー?
受付スタッフ:・・・・・・オッケー
朝は強面のお兄さんが受付だった。お兄さんもテンションが低く、あまり愛想よくなかった。
でも、もうちょっと愛想よくしないと。接客業だからね。と思いつつ出発。
近くのホテルに集合し、バスでアユタヤに向かう。その途中に水上マーケットとヤシの実パークに立ち寄る、というツアー内容だった。そこで他の日本人ツアー客と一緒になった。
全員で7人。うち二組が50代後半のご夫婦。そして、他3人がそれぞれ一人旅をしているメンバーだった。
なんと私も含め一人旅メンバーは全員女の子。
女子A:かわいい系のふんわり女子
女子B:オシャレなアパレル系女子
夫婦A:優しそうなお父さんお母さん
夫婦B:金持ち
第一印象はこんな感じ。
ノリと雰囲気とテンションが、微妙なツアーが始まった。車内では、早速現地スタッフが日本語でツアーの説明を始めたが、マイクを通した、発音の悪いタイ人の日本語は、全く分からない。
横に座っていた私でも半分理解できていたかどうか。
・・・と、途中でしびれを切らした夫婦B嫁より指摘が入った。
夫婦B嫁「すいませ~ん!まったく聞こえないんですけど!」
ちょっとイラついた感情が入った嫌味な言い方。
まあね。確かに、聞き取りにくいし、次どこに向かうとかわからなかったけど、一生懸命説明してくれてるよ。そこは汲んであげようよ。と、微妙に残念な気持ちになっていると、現地スタッフのおばちゃんは、言われ慣れている様子でマイクを置いて話し出した。
すると、ちょっとだけ話していることが分かるようになった!
でもこれ、スピードラーニングやな。慣れないと分からない。
独特のイントネーションはどこで勉強したんだろう。
まあでもこれで、夫婦B嫁は納得したのか、静かになった。
◆ヤシの実パーク◆
30分くらいでヤシの実パークに到着。そこでやっと一人旅女子二人と話す機会があった。
最初は、あまり人見知りしない私から女子Aに話しかけた。
私:どこから来たんですかー?
女子A:私!?私ですか!?千葉です~!昨日飛行機で到着して!明後日には帰るんですが、一人で来たものの心細くっ て!昨日もね、ツアーで一緒になった人とごはんに行ったんですが、ホテルも違うからすぐ離れちゃって!etc…
思いがけず始まった弾丸トークにちょっと引いてしまった。
あんたの旅事情はまだ聞いてないよ。見かけは、大人しそうなふんわり女子だったのに。
と、私の心中お構いなしに、延々としゃべり続けている。
しばらくすると、私の引き具合を察知したのか、話をひと段落させて、女子Bのところへ行ってしまった。
とてもホッとした。
その後、女子Bと話す機会があった。因みに女子Aは女子Bにずっとくっ付いて回っていた。
女子Bは沖縄在住の1個年上のお姉さん。もともとは東京で住んでいたが、カナダへワーキングホリデーに行ってから、人の多い東京では住めなくなったという。そして、沖縄に移住し、現在はトリマーの資格をとってペットショップで働いているそうだ。
今回は、現在の勤め先に許可をもらい、1か月間の休暇で海外旅行を満喫している、とのことだった。
話を聞いていると、どうやら放浪癖があるようで、2年ごとに日本国内で移住を繰り返しているそうな。
何この人、面白そう。
この人とは友達になれそう、と思いつつ、女子Aに会話を邪魔されつつ、ヤシの実パークを出た。
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