のですが、どうしよう。非常に面倒くさい。
どうも、なこです。私が入社してから、今年で3年目。彼女はこれまでに5度ほど退職宣言をしている。(以下Bさん)一体何に不満があるのか、今回は私が面談をすることになったので、ちょっと詳しく聞いてみた。
Bさんについて
Bさんは私と同い年の女性。私より1年早く入社していて、今年で4年目のベテラン。社内では、ことある毎に「会社を辞めたい」と言い出すことで有名だ。人見知りで会話が続かないことが多いが、仕事ではミスをせず、コツコツとこなしていくタイプで、頼りにされている。しかし、自分のチームは人員不足と感じているらしく、人手がほしいと言い続けている。でも、Bさんのチームの売上金額に見合った人数は確保しているので、その要望は一行に叶えられない。
今回も会社辞めたい周期が巡ってきたらしいのだが、伝え方を少し変えてきた。なんと、最近社内で作成された、個人の月間レポート内で、意味深に伝える、という手法を取ってきた。
月間レポートでは珍事件もあったので合わせて読んでほしい。
Bさんの月間レポート内容
会社への要望欄が最後に設けられているのだが、そこに本部長あてに、「例の件、早く進めてください。」とだけ記載されていた。
この書き方だけで、また辞めたいと言い出しているのは想像できた。役員会では、この話題をスルーしようとしたのだが、専務がこの書き方に食いついてしまった。合理性と現実主義の塊のようなうちの専務は、役員会でこの内容を取り上げ、ほんとに辞めたがっているのであれば、もう6度目の今回は引き留めるべきではないだろうと、Bさんの穴を埋めるための求人募集の掲載の許可を出した。
Bさんとの面談
基本的に、Bさんの面談担当は、本部長だ。なので、本部長に面談をしてもらうことになった。
内容は、レポートの書き方について。役員も見る書類なのだから、自由に書いてもいいとは言ってるけど、書き方には気を付けてね、ということと、既に十分な人手があるから、人員を増やすことはできないということを再度説明してもらった。
翌月のレポート提出日
Bさんが帰る時間になってもレポートを出さないので、私が回収に向かった。
レポートを受け取ってデスクに戻り、確認すると、ひどい内容が書かれていた。
「人員が確保されないことはもういいが、それなら、残業するなとか、早くしろとか今後一切言わないでほしいです。売上を上げたいのは分かるが、処理するのはこっちで、しんどいのもこっちなんです。」
という内容だ。
何もわかっちゃいねー、この女。
本部長は面談をしすぎてナメられているのだろうか。
ということで、役員会の前に、今度は私が面談をすることになった。
2回目の面談
Bさんは入ってくると少し固まった。会議室に私がいたことが予想外だったんだろう。
そして、急に慌てたように本部長をディスりだした。
Bさん「辞めたいと言ってるのに、許可してくれないんです、何回も言ってるのに、聞いてないんですか」と。
私「いやね、Bさん。Bさんが会社を辞めるのに、誰の許可もいらないよ。辞めたい、という報告はしないといけないけどね。社会人として。レポートに書くほど本気で辞めたいみたいだから、役員もそれをくみ取って、Bさんがスムーズに退職できるよう、求人掲載をしてもよい、という許可ももらったんだよ。」
Bさん「・・・・・・・・・。」
私「もう一度聞くけど、辞めたいんだよね?」
Bさん「・・・・・・・・・。」
私「最近何か困ってたの?」
Bさん「その・・・、レポートを書いたときはイラついてて・・・書き直します。」
と、レポートに手を伸ばしてきたので、意地悪かもしれないと思ったが、遠ざけた。
私「レポートが始まる時に説明したと思うけどね、このレポートは役員も見て協議するんだよ。それに、本音を書いてほししくて作成したもので、それを指摘されたからと、書き直すことを許可するとヤラセになるよね。だから、申し訳ないけど、これはもう書き直せないよ。」
Bさん「・・・・」
私「最近、仕事どうですか?」
Bさん「仕事というか・・・プライベートが大変で・・・。イラついてたんです。ほんとすいません。辞めたい気持ちはありましたが、もう少しちゃんと考えてみます。」
と、あまり話すことなく、去っていった。
しばらく日を空けて、再度、仕事の様子を軽く尋ねてみると、
「こないだの私は、ほんとおかしかったですよね!忘れてください☆てへぺろ」
くらいの感じで話してきた。キャラが変わってる気がするが、なんかもう大丈夫そう。
会社辞める詐欺は、もういい加減にやめてね。と思いつつ、明日は8月分のレポートの回収日だ。悪い癖は出てないだろうか。
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